クルマDIY

AZR60 ノア エンジン警告灯点灯! O2センサー交換方法

2016年8月9日

ブログサイト設置後、数ヶ月放置しておりました。

そろそろ重い腰を上げて更新して行きたいと思いました・・・。

(過去形?)

第一回の内容として、半年程前にmixiで公開した

エンジン警告灯が点灯!O2センサー交換@AZR60 ノア (現在はmixiの記事は公開しておりません)

この記事が自分の初めての全体への公開だったのですが、

意外にも半年で2000PVを超えています。
みんな知りたい内容なのかな?

という事で、mixiでの記事をベースに、こちらのページでもっと分かりやすく紹介していきます。

エンジン警告灯が点灯

平成17年(2005年)式のAZR60 ノアのエンジン警告灯が 点灯したままになり消えなくなりました。

ネットで調べてみると、目立ったエンジン不調が無く警告灯が点灯している場合、
"O2センサー"の故障が多いみたいです。

そしてこのクルマでは、フロント側のO2センサーの方が故障しやすいらしい。

という訳で、フロント側のO2センサー故障を疑い、調査してみる事にしました。

本来はディーラーでダイアグコードを確認してもらうのが通常ですが、 11年目の車検を2ヶ月後に控えたこの時期にディーラーには行きたくない。

既に営業さんから熱い営業をかけられているので、これを期に新車と吹っかけられるのは間違いないので自己判断で直していきます。

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10年10ヶ月。113000kmなので、交換時期ではありますね。

本来はフロント側もリヤ側も交換した方が良いんだけどね。

O2センサーの故障診断

まいたけは新車購入時に、"電子技術マニュアル"を購入してあるのでこのような整備の時には重宝しています。

2万円程しましたが、新車購入時に”値引き"扱いとして交渉し安く手に入れましたよ。
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O2センサーの故障診断の方法は回路計(テスター)があれば簡単に調べる事ができます。

まず車両からO2センサーのコネクターを外していきますよ。

エンジンルーム内です。

本来このクルマにはエンジンカバーは付いていません。
他車種のカバーを購入・塗装し装着しています。
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問題のフロント側O2センサーはこれです。
上側の矢印がコネクタ。下側がセンサー本体です。

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O2センサーのコネクタを外します。結構固いです。
エンジンカバーを外す必要は無いけど、手が当たって邪魔だったので外しました。

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コネクターが外れました。これでO2センサーの故障診断ができます。

外したコネクターを覗き込むとこんな4本の端子が出ています。
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回路計を抵抗値を測定するモード "Ω" にして、この端子の +B と HT にテスターのリードをあてます。

ここでの測定値が、11Ω~16Ωの間であれば、O2センサーの故障ではありません。

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テスターを当てても反応なし。

反応がないという事は、ヒーターが断線しているという事です。
これでエンジン警告灯の原因は、フロント側のO2センサーの故障ということになります。

ちなみにまいたけの愛用のテスターは、SANWA デジタルマルチメータ PM11を使用しています。

コードが本体に収納できてスッキリするので、工具箱に突っ込んでおいても邪魔になりません。
コンパクトで、何より使い勝手が良い。テスターに悩んだらコレがおすすめ!

原因も特定できたので、交換作業していきます。

O2センサー購入

フロント側のO2センサーを購入しました。

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安いのだと、"純正互換品"が送料込み3000円程度で買えるけど、
信頼の日本製、NTKブランド・日本特殊陶業のO2センサーにしました。

"純正同等品"です。

品番はOZA670-EE28。送料込み7660円でした。
NGK ( エヌジーケー ) O2センサ 【94985】 OZA670-EE28

早速、新品のO2センサーのヒーターの抵抗値を測ってみます。

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基準値が11Ω~16Ω
測定値は13.8Ω。当たり前ですが基準値内。ほぼセンター値です。

さて、交換作業を進めていきましょう~。

フロント側O2センサー取り外し

まずは、エンジン警告灯が点灯しているので、ダイアグコードを消去します。

診断する機械がなくてもEFIのヒューズを抜いて60秒で消去できますし、
バッテリーのマイナス端子を外して60秒でも消去できます。

今回はバッテリーのマイナス端子を外して作業します。

このままの状態ではO2センサーの取り外しは出来ないので、
エキゾースト・マニホールド(エキマニ)のカバーを外します。

黄丸・赤丸の4箇所のボルトで固定されています。

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長年エンジンの高熱にさらされているせいか、結構固いです。

矢印の部品が、ボルトのすぐ近くにあるので、ボックスレンチが入りません。

しかも普通の長さのスパナ・メガネレンチでは力が入らなくて、ボルトが回りませんでした。

スパナより長いモンキーレンチで試してみたけど、スペースが狭く撃沈。

なので、

12mmのメガネレンチをボルトにセットし、


50cm程の長さのあるステンレスパイプを差し込み・・・

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てこの原理で、簡単にボルトが回りました。

今回は手元にあったステンレスパイプを使いましたが、メガネレンチ・スパナが入る固めの筒なら代用できると思いますよ。

例えば、ラップの芯とか、ラップの芯とか、、ラップの芯とか・・・。

カバーが外れて見えてきました。エキマニ。初めて見ます。

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リヤ側のO2センサーも見えますね。
リヤ側を交換する場合はリフトアップし、下側から作業します。

フロント側のO2センサーを外していきます。

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22mmのスパナか、モンキーレンチで力を入れれば比較的簡単に外れます。

まいたけは長さ250mmのモンキーレンチを使用しました。長い方が力が入って外れやすいですよ♪

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外れました♪

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新旧比較。(新の方はまだねじの保護キャップ付けたままです)
当たり前ですが、カーボンで真っ黒ですね。

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純正じゃないので形状は違いますね。

純正品番は89465-20860でした。

新しいO2センサー取付

新しいのを取り付けていきます。

締め付けトルクは35Nm~45Nmの指定がありますが、個人でトルクレンチ持ってる人は少ないと思います。

まいたけは、エアコン工事用にトルク可変式のトルクレンチ持っているので、
40Nmにトルクを調整し、締め付けました。

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それなりに力を入れて、グッと締める感じです。
正直、こんなに力かけても大丈夫かな?というくらいでした。

トルクの指定はそこまで神経質にならなくても大丈夫だと思います。グッと締めれば。

このトルクレンチが気になる方こちらの商品です。、FUSO ヘッド交換式トルクレンチセット CH-STW-07

6サイズのヘッドが付いて、トルク設定も10Nm~75Nm間を1Nm単位で設定できるので、色々な作業に重宝してますよ。まさに一家に一台といった感じです。

そして、コネクタもカチッと差し込み、配線経路も元通りにし、バンドで固定。

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あとはエキマニのカバーを元通りにボルトで締めて、 

エンジンカバーを付けて、 

バッテリーのマイナス端子を元通り繋げれば完成です♪

そしてエンジン始動!

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エンジン警告灯が消えましたよ♪
しばらく走ってみたけど問題ありません。

これで車検も無事に通せますね。

今回かかった費用は、O2センサーの7660円のみ。

ディーラーで交換すると
純正O2センサー約2万円。工賃6000円程かかるみたいです。      

O2センサーも両方とも交換する事を勧められるらしいので、5万円コースですね。

比較的簡単に交換できるので、自分でできるかも?と思った方は是非チャレンジしてみて下さい!


ただ、自分で作業を行う場合は、全てにおいて自己責任というのはお約束で。


まいたけDIYでは他にもいろいろなDIYでやった事を記事にしています。
時間に余裕があったら覗いていって下さいね^^

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