停電対策 ポータブル電源

【角度可変】イレクターパイプでソーラーパネルの架台を作製!

2023年5月6日

さて、前回の記事で角度変更・移動可能なソーラーパネル架台の設計をしました。

この架台が完成すれば、ソーラーパネルとポータブル電源は常時接続され、最大限の発電(蓄電)をしてくれるでしょう✌

≪ソーラーパネル架台作製 記事一覧≫

①角度変更可能な架台の設計
👉②イレクターパイプで架台作製
③ソーラーパネル増強&不満点を改良した架台

イレクター部材の準備

前回の記事で、必要な部材が分かりました。

部品点数が多いので、ネットでまとめて購入すると楽かもしれません。

自宅まで配送してくれるから、運搬環境が無い方ならなおさら。

今回は近所のホームセンターで購入してきました。

まずパイプ。

H-1500 4本
H-1200 2本
H-900 2本

ジョイント

👆J-110AとJ-49は2個ずつしか映っていませんが、4個ずつ必要です。

メタルジョイントHJ-1は、4個セットでAmazonの方が安かったのでAmazonで購入しています。

J-147は角度調整の要の部品、接着せずに使います。

ソーラーパネルとイレクターパイプの固定に使う、EF-4018の写真がありませんでした💦

組み立て開始!

今回は凄く単純な構造なので、難しく考える必要はありません。

図面通りにパイプとジョイントをはめていきます。

外枠が完成しました。ヒンジとなるJ-147が入れてありますが、実際はソーラーパネル側のパイプに入れておいた方が作業性が良いです

後ではめ込む事になるので、まだ外枠の接着は待って下さいね!


ソーラーパネルと接続するパイプですが、

1500mmのままだと、外枠に乗ってしまうので50mmカットし、外枠の中に納まるようにします。

パイプのカットは、パイプカッターで綺麗に簡単にカットできます。

カットしたい位置に合わせて刃をセットし、本体をクルクル回しながらハンドルを締めていけば簡単に切断できます。

切断したパイプとソーラーパネルを、EF-4018のサドルで固定します。

パネルの既存の穴を利用し、M5×15mmのステンレスボルトナットを使用して固定しました。

両方固定する前に、ヒンジ部品として使うJ-147を忘れずにパイプに入れておきます。

全体的なイメージが付いて、問題なければパイプとジョイントを接着。樹脂溶着なので固まったら外せないので慎重に。

外枠のJ-147が付くパイプを外して、パネル側のJ-147に入れて、外枠をコの字型にします。

ジョイントに接着液を流し込んでいきますが、接着液は水のような粘度の低い液体なので、なるべく流し込む面を上にして、スポイトで流し込みます。

晴れて気温の高い日であれば、10分くらいで動かなくはなりますが、曇って気温が低いと結構時間がかかるので、ドライヤーで温めてやると早く接着します。

順番に接着し、パネルと外枠を一体化。

パネルに取り付けたパイプは、両端の切り口がむき出しなので、J-49を接着し蓋をします。

垂れてパイプに付着すると、表面が溶けて見た目が悪くなるので新聞紙等で垂れ防止すると良いですね。

あと、ヒンジとなるJ-147に付かないように気を付けて下さい。


あとは角度調整用のパイプに、防水の為のキャップを付けます。

角度調整用のパイプは、取り外しが出来るようにメタルジョイントを使うので、インナーキャップJ-110Aを使用。

キャップとパイプに隙間が出来ないように、接着液でしっかり溶着。

これで組立作業は完了。

固まるまでしばらく放置👍

発電開始!

さあ、接着も完了したので角度を付けて、発電を開始させましょう。

外枠と、パネル上部のパイプにメタルジョイントを付けて、

900mmのパイプを固定!

ヒンジ部分はこのようになっており、

枠とパネルを繋ぎつつ、接着しない事で角度が変えれるようになっています。

900mmのパイプを使用した時の角度は47度!

このパイプを長くすれば角度は急になり、短くすることで緩やかになります。

季節によって長さを変える事で、最大限の発電を行う事が可能ですね!

パイプの変更も、メタルジョイントのボルトを緩めてパイプを入れ替えるだけ。


ソーラーパネルと、前回設置したウオルボックス内のMC4コネクタを接続!

太陽の方向に向けてパネルを向けて~

時は1月2日12時41分。真冬で太陽高度が低い時期ですが、

440Wのパネルで381W発電しています。

ただ今回は、ポタ電~ソーラーパネルまでの約20mのケーブルは、2.0㎟の電線を使っています。

理想の3.5㎟電線より細いので、そこでの損失がいくらかあると思われます。


今後、ボックス奥にある予備用の電線を並列接続して抵抗を下げた場合、ポタ電の入力電力がどれくらい変化するのかを実験してみます。

理想的な発電と消費

ここまでの記事で、家の中のポタ電と、バルコニーのソーラーパネルが常時接続されました。

これにより、何もしなくても

日が昇ってから

日が暮れるまで自動的に発電してくれます。

ポタ電はクローゼット内に置いたまま、各部屋で緑色のコンセントを使ってポタ電の電力が使えます。


が、

ちょっとした問題が発生したのでした。


つづく

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①角度変更可能な架台の設計
👉②イレクターパイプで架台作製
③ソーラーパネル増強&不満点を改良した架台

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