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キッチンの照明が暗いので、最新のLEDベースライトに交換してみた!

2022年12月13日

どうも。まいたけです✋

まいたけはヒカリモノ(照明器具)には結構こだわりがあるんですよ。

家電量販店とかホームセンターに行くと、いつも照明売り場に吸い込まれていくんです。

そう。夏場の街灯に集まる虫のように・・・🙄

今までで一番こだわったのはリビングの照明。

時は2014年。まだLEDシーリングライトの価格が高い頃、ジョーシンで一目ぼれしたPanasonicのHH-LC720A。

光源を乳白色のカバーで覆うのが普通だった時代に、この2枚の導光板と透明感のある照明。

とても気に入りました。

が、お値段、、

61,800円!

とても照明器具にかけれる金額では無かったので、指をくわえて見ているだけでした。

それから1年ほど経過し、何気に価格.comを見たら、たまたま価格が急降下してたんです。27,000円まで!

照明が27,000円!!高っ!!

まぁ、そうですよね。冷静に考えるとすごく高い。

でもまいたけは買いました。お小遣いで。。

☝実際の写真です。なかなか異質でイイでしょ??

購入した次の日には、4万円台まで上がっていたので、いい時に購入しましたよ。

上下2枚の導光板は別々に、電球色~昼光色に色が変えれるので、天井は電球色で照らして、下は昼光色なんて事もできるんですが、、、

家族はみんな電球色が好みではないので、普段は上下とも白色で統一。。

今はアイリスオーヤマから、導光板の照明器具が売られています。
性能は全く違うけど、安く買えますね!

導光板タイプは天井も明るくなるので、部屋が広く見えてとても良いんですよ。

ああ。また照明で熱く語ってしまった🤣

キッチン照明のこだわり

さて、いきなり脱線してましたね。本題のキッチン照明について語ります。

語るんかい!

キッチンには元々、引掛シーリングが取り付けられていました。

引掛シーリングなら、誰だって簡単に好みの照明器具を取り付け出来るから、最善の選択ですね!

なので入居からしばらくは、余っていた器具を付けていました。

長細いキッチンに付けると、端の方は暗いんだよね。

別に?

まぁ。これはこれで良かったんだけどね。

まいたけ的には、キッチンのような長細い空間には、長細い照明器具が良いんじゃないかと思います。

でも引掛シーリングに対応した長細い照明器具って、天井にピタリと設置できる照明ってほとんどないんです。

こんな感じで、天井から離れるのは個人的には好きじゃない。

という訳で、引掛シーリングを外して、(第二種電気工事士の資格持っています)

直結型の照明器具、東芝FB-4070Nに交換していました。(2012年)
時代はLEDへの過渡期だったのもあり、この蛍光灯タイプの照明器具がコーナンPROで2480円で投げ売りされていたので衝動買い。

やっぱり、部屋の形に合わせた照明器具にすると、端の方まで均等に明るくなるのでGOOD👍

でも蛍光灯なのが、まいたけ的に納得できず、蛍光灯を2600ルーメンのLED蛍光灯に交換しました。

安定器や点灯管をバイパスして、直結配線に変更して使用していました。


でもね。何か暗いんですよ。40W型の直管LEDランプで、2600ルーメンより明るいのは売ってないし、そもそも買ったLED蛍光灯が本当に2600ルーメンあるのかも分からない。

色合いも何か青よりの白(感覚的に7000ケルビンくらい)で、血色が悪く見える。

そう?

という訳で、満足できる照明器具に交換していきます!

前置き長っ!

LEDベースライトに交換

この先の作業は電気工事士の資格が必要なので、必ず有資格者が作業して下さいね。
100Vナメたら危険です。

まいたけの求める、天井ピタリの長細い照明器具は"シーリングライト"として調べると、ほとんど出てきません。

商業施設や学校でよく使われる、”ベースライト”の部類に入ります。

引掛けシーリングに取り付けるようには造られておらず、電線を直接差し込む事になるので、電気工事士の資格が必要になります。

電気工事士の資格を持っていると本当に役立ちます。
まいたけは社会人になってから、参考書と工具を揃えて独学で取得しました。
興味のある方は是非チャレンジしてみて下さい!


さて、ベースライトと言っても様々な明るさがあります。

今回はキッチンの4.4畳を明るく照らせば良いので、2500ルーメンくらいで良さそうなはずなんだけど、
今使用しているLED蛍光灯は2600ルーメン。そこに乳白色のカバーがかかっているから、若干光量が落ちるんだけど。

本当に2500ルーメンで大丈夫なのか?
もう1つ上の3200ルーメンにするべきなのか?

大いに悩みました。

普通のシーリングライトなら、調光機能で暗く設定する事は出来るけど、調光機能の無いベースライトはそうはいかない。

明るすぎると文句を言われるかもしれない・・・。

なので、自分を信じて2500ルーメンのタイプを購入する事にしました(値段も安いし😅)

購入したのは、東芝ライテック TENQOOシリーズの、直付40形W70にしました。

型名は、LEKT407253N-LS9

本体・LEET-40701-LS9
LEDバー・LEEM-40253N-01

のセット品となります。

LEDの色温度は5000ケルビンの昼白色!青みがかっていない、自然な白色です。
消費電力は17W。2500ルーメンで17Wは優秀ですね。

という訳で届きました~

下が本体で、上がLEDバーとなり、組み合わせて使います。

本体は、天井に付けるフレームと電源ユニットで構成されています。

その電源ユニットから出ているケーブルに、LEDバーのケーブルを取り付けてバネで固定します。

さて、交換していくのですが、交換前の明るさと、交換後の明るさを数値化したい。

明るさの数値化

交換して、

明るくなりました~!

と書いても多分伝わらない💦

それってあなたの感想ですよね?

写真撮っても、カメラで明るさ補正されるのできっと分からない💧

なので、いくつかの測定ポイントを設定して、スマートフォンのアプリ”照度計”で数値化してみます。

測定ポイントは11箇所。

黄色い枠が照明器具になります。

コンロや調理スペースなどのエリアや、部屋の隅の11箇所を測定ポイントに。

交換前と後で、同じポイントで測定できるようにマスキングテープを貼り、その上にスマートフォンを置いて測定します。

ヨシ!☚😺

このように測定し、測定値をマスキングテープに記入していきます。

測定の結果は、

こんな感じ。単位はルクス。

さて、自己満足の測定が終わったので、照明器具を外していきます。

旧照明器具の取り外し

このLED蛍光灯はまだ使える。
まだ売ってる現役製品だし。

物置の照明として流用します。
現状物置は1800ルーメンタイプを使用しているので、物置がかなり明るくなるハズ!

消費電力は24W。新しく交換するのは17Wです。大丈夫でしょうか?暗くなったらどうしよう・・・。

照明器具につながるブレーカーを落とし(理想はね😅スイッチオフで作業・・・)、
速結端子の外し穴に電工対応のマイナスドライバーを差し込んで~

押し込むと電線のロックが解除されるので~
引き抜く!

・・・

プラスチックが劣化してて割れました🙄

ま、本体は捨てるので問題ない👍

あとは、2本のビスを外して本体を外すだけ!

外すのは簡単ですね。

器具が付いていた天井のクロスが汚れていたので、カベ紙クリーナーで掃除して完了です👍

取付位置を決める

一般的な丸形のシーリングライトの場合、位置や向きを気にする事はありませんね。

でも今回は、横長の電線直結型ベースライトです。

斜めに付いていたり、極端にどちらかに寄ってしまうと不格好です。
全然気にしない人もいますが。

えっ?誰の事?

脚立に乗って天井付近で作業していると、真っ直ぐのつもりでも曲がってしまう事が結構あります。

なので、きちんと寸法を測って取付位置を決めると良いでしょう。

そこでメジャーを使う事になるのですが、距離が長い天井で使うと・・・

ある程度伸ばすと、

パキンと折れて、

心も折れます🤣

なので、レーザー距離計を使うとミリ単位で測定・位置決めができる!

心も折れない!

部屋の形状に合わせて、位置をビシッと決めて、マスキングテープを貼りました。

マスキングテープを貼る事により、曲がっていないか、部屋のセンターに来るかを目視で確認する事ができます。

納得のいく取付位置を確定したら、ベースライトの電線通し穴に電線を入れて(穴は複数あるので一番都合のいい穴を使用する)、

ベースライト本体の取付穴とマスキングテープのセンターを合わせて、ビス位置をマーキング。

下地の木がある位置で固定をしないといけないので、候補として何か所かマーキングしておいた方が良いです。
(まいたけ家の照明付近の天井は、広範囲で木の下地が貼り付けられているので、どこでもビスが効く仕様になってました)

マーキングした箇所に、下地探しどこ太を刺して、天井の下地があるかを調査。

天井の石膏ボードに針を刺して、12の目盛りで止まっているので、12mm先に下地があるって事です。

もし下地が無ければ一番奥まで刺さるので、下地がある位置を探してビス留めする位置を決定させます。

一般的にベースライトくらいの重量なら、2点留めで充分です。

ベースライト取り付け

ビス止め位置が決まったので、本体を取り付けます。

マスキングテープを剥がしますが、ビス位置を分かるようにしておきます。

下穴を空けてから、4mm×25mmのトラスビスで固定しました。

吊戸棚と平行になるように、レーザー距離計で測定し微調整。精度を上げる。

矢印の2点で固定し、本体の取付は完了♪

とっても簡単♪位置決めの方が大変です。

VVFケーブルを接続します。

VVFケーブルの作業は、ホーザンのVVFストリッパー P-958を使うと超便利👍

詳しい使い方は、👇のページで解説していますので、興味のある方はどうぞ✋

ケーブル長に余裕があるなら、傷付いた芯線はカットして、剥ぎ直した方が良いですね。

そして接続。黒がL・白がNです。基本中の基本。


さあ。最後の工程、LEDバーを取り付けます。

まず、本体とLEDバーのコネクタを接続。

①のバネを開いて、②の穴に入れる。

綺麗に入ると、バネが戻ろうとする力で、LEDバーが本体側に引っ張られていきます。

電源ケーブルが挟み込まれないように注意。

そうしたら、もう片方のバネも同じように穴に入れて、

そうすると、バネの力で本体とLEDバーはしっかりと固定されます👍

完成ですぞ😁

見た感じはとてもシンプルでイイ!

やっぱりキッチンのような長細い空間には、長細い照明でしょ!

そして点灯!💡

おお!超明るい!

でも、、、全然伝わらない😂

想定通りだけどね!でも本当に明るいぞ!

真下も天井も部屋の端も全てが明るい!

ベースライトってすごく配光が考えられてる気がする!

それってあなたの感想ですよね

LED蛍光灯とベースライトの明るさ比較

さて、やっぱり数値化しないと本当に明るくなったのかお伝えする事ができませんね。

交換前にマスキングテープの上に照度計を置いて、数値を記入しておきました。

同じ位置に置いて、交換後のルーメン値を記入していきましょう!

ヨシ!☚😺

青が交換前・紫が交換後

どうですか?全体的に倍近い数値が出ています。

確実に明るくなっています。
そして明るいのと同時に、色温度が昼白色相当の5000ケルビンなので、非常に色合いが良い。

確かに明るくなったな

ベースライトという選択肢

いかかでしたでしょうか?

キッチンにベースライト。

直結配線で電気工事が必要となるので、万人におすすめできるわけではないのですが、シーリングライトにないデザインで、細長い空間をムラなく照らす事ができます。

でもベースライトって、一般家庭向けでは無い商品なので調光機能がありません。
部屋の広さや用途で必要な明るさを算出して、機器を選定する必要があるのが面倒ですね。

でもシンプルで飽きないデザイン。
配光もとても考えられて造られているので、部屋中が明るくなりますよ💡

是非みさなんも、照明器具の選択肢にベースライトを入れてみて下さい😃

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