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エアコンの取付方法を徹底解説@③配管穴開口

2021/10/18

✋まいたけです。
エアコン取付記事第3弾。穴あけの解説をしていきます。

でもまいたけは今のところ、本格的な穴あけ工具は持っていないので、充電式の14.4Vマキタ 4モード・インパクトドライバを使用します。

正直、エアコン配管穴の一般的な直径65mmを空けるのには無理を感じますが、空けれない事は無いです。

が、

この装備ではコンクリート・モルタル等の硬くて厚い壁の穴あけ不可能です。
そのうちスキルアップの為、本格的な穴あけ工具を買ったら別記事で紹介していきたいと思ってます。。。

エアコンの配管穴サイズ

エアコンの配管穴は”基本”では65mmです。
基本とは、”2分3分”の冷媒配管・ドレン管・電源線を通す場合になります。

適応帖数が16帖より大きくなるあたりから2分4分配管で冷媒配管が太くなったり、換気ホースがあるタイプになると65mmではキツイので、70mmで空けた方がいいです。

更にダイキンのうるさら7になると、加湿ホースという激太ホースを通さないといけないので80mmは必要になります。

今回取り付けするエアコンは換気ホースが標準で付くタイプなので、通常は70mmで空けることになるのですが、14.4Vのマキタ 4モード・インパクトドライバで70mmの穴あけはキツイ!
(↑のリンクは18Vなのでもっとパワーがあります)


あとこの時代(2009年製)の換気機能は、排気のみの換気。
コロナ禍で2020年に誕生したダイキンの換気エアコンは外気を取り込む仕組みで、換気効率は良くなったと思います。

昔の換気機能は、弱小の換気扇程度。換気機能としてはゴミです。

でも、その排気機能を使ってフィルター掃除して集めたほこりを屋外に排出する機能が一時人気となった訳ですが・・・

(以前パナ機の分解洗浄を行った時の写真)


大体5年くらいで詰まります。排出できなくなった埃が層になって室内機内部に溜まります。。
埃まみれになったお掃除ユニットはエラーを出してエアコン自体が止まります。。

そんな機能、

いらん!

と言う訳でこの換気機能、今やパナ機の上位モデルにしか搭載されていません。
各社ダストボックス方式に次々と変更していきました。

・・・話が逸れました。
今回は換気ホースは無視して一般的な直径65mmの穴を空けて設置していきます。

(そもそも65mmのホールソーしか持ってない💦)

その前に電源の確保

疑似壁に電源を準備していませんでした!

エアコン取付場所には大体専用電源が配線されていますね。
配管穴を空ける時、重要な注意ポイントなので設置します。

これくらいの場所がいいかな~?

と言う訳で、コンセント取り付けました!

( ゚Д゚)
そうなんです。この機種200V機です。
設置するのに電源は必要ないけど、取り外す時にガス回収で冷房運転が必要なんですよ。
200Vどこかから引っ張ってこないとなぁ~(-.-)

裏側(壁内部)はこんな感じで、天井から電線が配線されている想定です。

はい。
こんな感じで、実際の現場に近い形の疑似壁が完成しました。
この壁に配管穴を空けていきます。

壁の中を探知

壁の中がどうなっているのか?
柱や筋交いはどうなっているのか??

ハウスメーカーや工務店によってその配置は様々なので、絶対ココ!と言うのはありません。

なのでセンサーを使って検知していきます。
今回の壁での注意点としては、

まずコンセント。
コンセントがあるって事は、それに繋がるケーブルが必ず壁の内部にあります。

多くの住宅では、分電盤からのケーブルは天井裏を通って、壁内を下ろしてコンセントやスイッチに配線されています。
なので、配管穴を空けたい位置より下にコンセントがある場合は要注意です。

すぐ下だけじゃなく、もっと下の床付近にコンセントがある場合も注意して下さい。

↑は見た目と知識?経験?があれば探知可能ですが、前回据付板取り付けで使用した、パナソニック 壁うらセンサーを使えば、電圧のかかった電線を探知する事が可能なんです!

壁裏センサーを”木材深”モードにして、配管穴を空けたい付近を探知します。

電圧がかかっているケーブルが近くにあると、”電線”の横のLEDが点灯して教えてくれます。100Vでも200Vでも反応します。


そして”木材深”モードににした理由は、深モードだと壁から奥に離れた場所も探知できるようになります。
壁材と密着していない筋交いや柱が隠れている場合に、何かしらの反応があります。
経験上、確実な探知はしてくれませんが、通常とは違う変な挙動をするので、何かあるな?と気付かせてくれます。

探知した結果、特に気になるような反応はありませんでした👍

と言う訳で、据付板に刻印されている”ハイカン穴の中心まで100mm”を測って穴位置を決定します。

この機種は水平方向に100mmです。

この交点が穴あけ位置のセンターとなる位置です。
この点を中心の直径65mmの穴を空けるので、本当に周囲に何も無いかを下地探し どこ太 Basicを刺しまくって確認します。

これで穴あけの準備が整いました。
結果的に、壁内部には電圧がかかったケーブルがある!という事以外問題は無さそうです。
その電線を傷つけないように穴あけをする必要があります。

穴あけ開始ぃぃ~!

今回使用するドリルは、充電式14.4Vマキタ 4モード・インパクトドライバとなります。
エアコン配管穴を空けるのには非力すぎですが、過去3回これで空けた実績があります。

ビッドの形状は、6.35mmの六角タイプとなります。

インパクトドライバーでは一般的な差し込みサイズですが、直径65mm以上の穴あけに使われる形状は、SDSシャンクタイプがほとんどです。
6.35mmでそんなサイズの穴あけは想定されていないからです。もっとしっかりとしたドリルが必要になるわけです。

でも、とりあえず1か所空けたいだけ。インパクトドライバーは持ってるけどこれで何とかならない??

って思う人✋

そんな時に辿り着いたのが、ハウスB.M バイメタルホルソー
取付軸がこのサイズでは数少ない対辺6.35mmなので、一般的なインパクトドライバーにそのまま装着可能なんです。

マキタ 4モード・インパクトドライバに装着して穴あけをしていきますが、

ホールソーは、センタードリルで穴の中心を空けてから、周囲の刃で65mmの穴を開口します。

ホールソーで穴あけをする時には、かなりの切り粉が落ちるので、マスカー1100mmを使って粉が床やコンセントに落ちないように養生します。

↑コンセントはプレートを全部覆うようにした方が良いですね💧もう少し上にしましょう💦
今回は屋外で粉が下に落ちても問題ないので、コンセントのみの養生です。

室内側の開口

さて本題の穴あけですが、いきなり65mmで開口するのも勇気がいります。
穴あけして何か出てくると困るので、まずは8mmくらいの穴をセンターに空けます。

おい。まいたけ~

センター位置ズレてるじゃないか・・・

と聞こえてきそうです。

そうなんです☝わざと5mm程度下げて開けています。
水の流れが確実に下り勾配になるように、気持ち下げ気味で穴を開けた方が個人的には良いと思っています。
ただ、下げ過ぎると室内機を設置した際に、穴がはみ出てしまう事もあるため注意が必要。

ここは人それぞれだと思うので、センターで開けても問題ないです。

穴、開きました。この程度の穴ならもし失敗したとしても修復可能なレベルですね。

ここのちょっと長めのドライバー等を差し込んでみます。

差し込んで上下左右にグリグリします。
壁裏センサーで探知できなかった柱や筋交いが無いかを調べるのが目的です。

今回せっかくの疑似壁で壁内部が見えるので、グリグリするとどれくらいの範囲が調べられるのか動画を撮ってみました。

壁内部の厚さは80mmなので一般的な住宅より狭いけど、それでも外壁側は直径65mmより広い範囲が探知できます。
何か障害物があれば、ドライバーを回した時に円で回す事ができずぶつかります。手の感覚で壁内部を探知できるというわけです。

室内側は、壁裏センサーやどこ太で探知しているので、ドライバー届かなくても問題ないですね✌

このように最低限の穴を空けて探知する事により、もし都合が悪い場合でも簡単な修復で違う場所に変える事ができます。

右直が駄目だったから左直にしたって事もよく聞きます。

新規で穴あけをする場合は、据付板を取り付ける前にこの探知は先に行った方が良いのかもしれません。

それではドリルにホールソーをセットして、穴あけを開始していきましょう。

マキタ 4モード・インパクトドライバなので、ドリルモードに合わせて、センタードリルを先ほど空けた穴に差し込み、ドリルを両手でしっかりと保持します。

石膏ボードなので超簡単に削れますよ!

ただ粉が凄いので、養生とマスクはしっかりした方がいいです。

そして重要なポイントがここにあります。
壁裏センサーでここは”電線”があると警告していましたね。コンセントもこれだけ近いので、センサーを使わなくても容易に想定はできますが。

電線が無い場合でも何が壁内から出てくるか分からないので、この石膏ボードを貫くだけを目的に、弱め弱めの力で少しずつやった方がいいです✋

どこかが貫通すると、繋がっている部分と外れた部分の感触が変わるので、もう少しだと分かると思います。

そして~、、開きました!!

石膏ボードの穴あけは何てことないです。超簡単。

でも、

見て下さい。

中に電線が通ってますね。(いや、そうなるように仕組んだんだろ・・・)

でもこれ、エアコン工事あるあるです。

このまま外壁側まで一気に”開けたろ”なんて思っていたら、線をぶち切る所でした。

ぶち切ってしまうと、ブレーカーは落ち、ホールソーは刃が欠け、電線も余長が無ければ延長もままなくなり、完全に詰むことになってしまいます。200Vであればなお危険。。

そんな事態にならない為にも、まずは壁材だけを貫く。からの~内部確認が重要です。

今回は断熱材を入れていないので、外壁材まで見えますが、実際は断熱材が入っています。
電線は基本的にはその断熱材よりも屋内側にありますが、断熱材を指で押したりして何も無いかを確認した方が良いでしょう。

電線は指を突っ込み、できるだけ開口から遠い邪魔にならない位置まで押しのけておきます。

これで壁内部に何もない事が分かり、安心して外壁側まで穴あけをする事ができます。

外壁側の開口

外壁側の開口は、今開けた屋内側から開けていくことになります。
でも、今の装備では敵までたどり着けない。

短いんです。

いや、

この疑似壁ならセンタードリルで外壁を貫通できるので問題ないですが。。

基本的にはもっと壁厚があるので、外壁には届かないはず。

そんな時にこれを使用しました。SK11 ドリルチャック

これは六角じゃないビットを、インパクトドライバーで使用する時用のチャックです。

ただ単に延長すれば良いだけなので、ANEX ビットホルダー100mmの方が良いかもしれません。
まいたけはあえて買う必要はないかな?と手持ちのドリルチャックを使用しています。

こんな感じで延長できます。

これなら余裕で外壁まで貫通できる長さになります。

そして先ほど空けた穴に突っ込んで、外壁側を開けていきます。

写真を見て分かるように、外に向かって若干下り勾配になるようにします。
確実に水が流れるようにする為です。

でもあまり勾配を付けすぎると、後で取り付ける”スリーブ”が飛び出してしまうので、少しで良いです。

実際は見えないけど、壁内部の上側から見てみました。
上側の刃が先に当たっていますね。下側は2~3mm程度空いています。これくらいの勾配で大丈夫です。

この外壁を模した板は、18mm厚の結構硬い合板です。

このまま外壁を貫通するまで削ってしまうと、最後に外壁材が欠けたりめくれたりしてしまいます。
美観的に損なってしまうので、まずセンタードリルが貫通するまで削ります。

14.4Vの充電式ドリルだとさすがにちょっとキツイですが、センターが外側まで出てきました。

ここまできたら、外側から開けた方がキレイに開口させることが出来るので外から行います。

もう長さは必要ないので、ドリルチャックは外します。
センタードリルを合わせて、削っていきます。

やはり14.4V充電式ドリルだと、65mmの穴あけはキツイですね。開けれない事は無いけど、摩擦が強くなってくると回転が止まりやすい。。

実際の動画を撮ってみました。(再生時音量に注意)

疑似壁なので全体が揺れて開けにくいのもありますが、ホールソーが中に入っていくにつれ、摩擦が大きくなって回転が止まってしまう事も多々ありますね。パワー不足です。

硬い部類の木材で厚さ18mm。窯業系サイディングを3回貫通させているホールソーと考えれば、14.4Vのドリルでの穴あけも、何とかなるという事が分かると思います。

でも同じ14.4Vの充電式でも、DIY向けモデル・ニカドバッテリー搭載機種では厳しいです。
プロ向けモデル・リチウムイオンバッテリー搭載の機種じゃないと無理だと思います。

と言う訳で、無事穴あけ完了です。

配管穴には貫通スリーブを!

配管穴が開いたので、このまま配管を通すことはできますが・・・。

このまま配管を通してしまうと、量販店工事にありがちな手抜き工事となってしまいます。

ここには100Vor200Vの電圧がかかった電線を通す事になります。
もし外壁材がメタルラス壁だと壁内部に金網が入っています。もしその金網で電線が傷つけられてしまうと、漏電してしまったりします。

他にも配管穴の隙間から、コウモリやネズミが壁内部に入り込み巣を作ってしまうかもしれません。
コウモリの侵入はよく聞く話です。

そんな事故や事件?は未然に防がないといけませんね。
そんな時に使用するのが、ツバ付貫通スリーブ FPW-60

やっすいので絶対に使用しましょう!
(でも見えない所なので、工事業者によっては省略してしまうんですよねぇ。)

室内側をツバのある方にして外壁側まで貫通させます。

下り勾配を付けているので、下部がちょっと浮きますが、この程度なら問題ありません。

外側ははみ出します。

はみ出した所はカットするので、油性ペンでマーキング。5mm程度はみ出させる位置が良いかな?

素材は柔らかいプラスチックなので、カッターでも切断可能だと思いますが、金切ノコを使用して切断しました。

これでコウモリやネズミ、Gなどの害虫が壁内部に侵入する事が無くなり安心安心。。

この貫通スリーブを固定する人もいますが、まいたけは固定しません。
室内側からは室内機で押されて隙間は開かないし、外壁側はパテを盛ります。なので固定するまでもないんじゃないかな?と思っています。

穴あけまとめ

今回は右直での穴あけをしましたが、基本的な作業は左直だろうが、横貫きだろうが同じことです。

住宅の構造により多種多様です。
ハウスメーカーであれば仕様書で穴あけ位置を指示されている場合や、目安箇所が書いてあったりします。

そんな場合でも、実際は仕様書と違った・・・何てことも聞いたことがあります。

大事なのは、現地でしっかりとした調査を行い、慎重に開口していく事だと思います。

自分でエアコンを取り付けよう!と思ったのなら、そこはケチらずちゃんとした道具を揃えておいた方が良いと思います。

道具は残りますからね。

次につながるワクワクも残ります✌

次回は、室内機を取り付けていきます👍



今回使用した主な工具・部材

-エアコン工事, エアコン取付, 家電設置・改造・修理