防犯対策

ネットで買った格安の防犯カメラが凄かった!の巻-2:取り付け編

2020年9月6日

いつもご覧いただきありがとうございます。まいたけです。

今回は前回の続き、SSV3C 200万画素防犯カメラを実際に外壁に取り付けていきます!

防犯カメラを取り付ける場所を考える

防犯カメラを取付するにあたって一番重要なのは、映したい範囲をしっかりと捉えることが出来るかですね。

範囲が広く1台では賄えない場合は、複数台設置すると確実です。

映したい範囲の中央に\ /のように一か所に2台向きを変えて設置すると取り付けも簡単ですね。

今回のように無線の防犯カメラの場合は、無線LANルーターの電波がちゃんと届く位置にあるかが重要になります。

離れすぎていて電波が弱いとうまく通信できない事があるので、設置場所の電波強度を確認したり、WiFi 無線LAN中継機を使用すると電波のエリアを拡大する事が可能です♪

そしてみなさんが一番躊躇するのは、

・電源をどこから取って、どのようにカメラまで配線するか。
・固定はどのように行うか。

と思うことが多いのではないかと思います。今回はこの2点に焦点を当てて解説していきたいと思いますよ~!

既存の穴を利用する。

映像は無線で飛ばせますが、電源は配線が必要です。

防犯カメラは屋外。

電源はACアダプタなので雨に濡れないように設置する必要がありますね。

それがなかなか難しいのです。

今回はACアダプタを屋内に設置するので”壁に穴を空ける”必要があるのですが、それがなかなかハードルが高いですよね。

今回は、それを回避し極力簡単に配線をしていこうと思います。

壁に穴を空けずにどうやって屋内に?

今回設置するポイントはここにしました!

前回の記事で設定した防犯カメラと、設定したスマートフォンのアプリで映る範囲を確認しながら位置を確定しましょう!

ここに設置した最大のポイントは、エアコンの配管があるという事です!

そうなんです!

エアコン配管穴があるので、外壁に貫通穴を空ける必要がないんですよ!

配管穴も基本は高い位置にあるので、外を配線が通る距離も最小限に出来るからいろいろと都合が良いんですね!

ただ、ちょうど良い位置にエアコンがあるとは限らないですからね。

条件が合えば最高に手抜きが出来る場所となります。

本体はどうやって固定する?

防犯カメラをそのまま外壁に固定するのはリスクがあります。

電子機器なのでそのうち壊れます

新しいのに交換したくなったりもしますね。

その時に同じ穴が使えるとは限りません。

メーカーが変わればまず合わないし、同じメーカーでも穴位置は違う場合があります。

なので、取り付けの穴位置が同じ位置になる事の方が少ないです。

なので外壁にボックスを取り付ける事にしました。

今回は、曲げ加工が簡単なPF管を使用するので、

露出用丸形ボックス PVM14-1KJと、コンビネーションカップリング MFSVE-16Gを使用しPF管 MFS-16に接続します。

PF管 MFS-16は一巻き50mですが、ホームセンターで1m単位で切り売りしてるので、今後使う予定が無い方はホームセンターで買った方が良いですね^^

まいたけは、切り売りで何回も買って、結局一巻き購入しましたが・・・。

今回は結果的にPF管は直線での配管だったので、VE管接続の方がスリムに仕上がりましたが、購入時点では決定ではなかったので仕方ないです。PF管なら直線も曲線もフレキシブルに対応できますからね。

接続はこのように。

14mm用のボックスに、16mm用のカップリングでちょうど綺麗にはまります。

これを外壁に取り付けていきますよ!

あ、ちなみに外壁にもネジ穴を開けたくない!という方はCo-Goods 取付金具

こんなバンドで固定するブラケットもありますので、検討してみてはどうでしょうか?

これならどこの家にでもある、雨樋とかエアコン配管化粧カバーなんかに固定できるんじゃないかと思いますよ!

※別の防犯カメラ取付で使用し、どんな場所に取り付けできるか検証した記事はこちら

ボックスを外壁に固定しよう

露出用丸形ボックスの蓋を外し、矢印の4か所に穴を空けるポイントがありますね。

今回は黄色矢印の2か所に4mmのドリルで穴を空けました。

ドリルなんてないよ?

って方は、高儀 充電式 ミニドリル&ドライバー が1つあれば便利ですよ!

カラーボックスの組み立て等にも使えるので。

今回の作業では外壁の割れを防ぐため、外壁に下穴を空けるのでドリルを使用しました。


※まいたけの家は窯業系サイディングの外壁です。外壁材が硬いコンクリートやモルタルの場合は紹介した↑のドリルでは穴あけは困難なのでご注意下さい。

このようにエアコンの配管カバーの横から真上の位置に防犯カメラを取り付ける事とします。

PF管が垂直になる位置や高さを決めて、先ほど空けた穴から鉛筆やペンでマーキングします。

マーキングした部分にドリルで下穴を空けます。

今回固定に使用するビスはステンレスのトラスビス4×16mmを使用しました。

防犯カメラが小型軽量なので小さめのビスを使用し外壁への穴を最小限にしています。

なので、それに合わせた下穴を空けるので、2.5mmのドリルで深さ15mmくらいの穴を空けます。

穴を空けると水の侵入が怖いので、シリコーンシーラントを穴に少量充填しますが、これの為にコーキングガンも含めて購入するのはもったいないので、バスボンドで充分ですよ!

これで防犯カメラを取り付けるベースの取り付け完了!

ボックスの蓋に防犯カメラ本体を取付!

防犯カメラ本体からは、3本のケーブルが出ています。

LAN端子・電源端子・リセットスイッチの3本ですが、一番太いLAN端子の直径は、

20mmありますね。多少の余裕をもって、蓋の中央に22mmの穴を空けてケーブルが通るように加工していきます。

直径22mmの穴を空けるなんてなかなか無いですよね。それだけの為にホールソー買うなんて勿体ないし・・・。

そんな時に便利なのが、ステップドリルセット!これを1セット持っておけば大体の穴は空けられます。

このように22の表示の所まで、2mmずつ穴を拡大していきます。

穴が開いたら、一番大きなLAN端子を最初に入れれば全ての線が入りますよ。

蓋に、防犯カメラの台座の穴あけ位置をマーキングしていきますが、カメラ本体と台座を分けた方が作業しやすいので、分けて作業します。

矢印の2か所の六角穴付きボルトを、付属の六角レンチで緩めます。外さなくて大丈夫です。

分離出来ました。

蓋の中央に来るように位置を合わせて、

油性マジックやペン等で3か所の穴位置をマーキングします。なるべくズレないように正確にマーキングしておくと後々スムーズに進みます。

マーキングした穴を4mmのドリル(先ほど紹介したステップドリルセットの4mmで使用可能!)で穴を空けます。なるべく正確に!

正確に穴が空いたら、ステンレス製のM4 16mm なべ頭のボルトナットで、蓋と台座を固定します。

7mmのソケットレンチやスパナなどと、+ドライバーでしっかりと締めましょう。

これで防犯カメラのベース部分の取り付けは完了!

電源線の配線を屋外から屋内へ!

電源のコードがそのまま見える状態に配線すると、紫外線や風雨にさらされ劣化してしまうのと、何者かに切断されてしまう可能性もあります。見た目も悪いですしね。

今回はPF管と既存のエアコンの化粧カバーを使用し、キレイに配線処理していきます。

まず屋内側、エアコンの穴が見えるようにパーツを外します。

配管穴が右から出ているのか、左から出ているのか確認して出ている側のパーツを外します。

今回のエアコンはパナソニックの機種ですが、どのメーカーのエアコンでもこのパーツは外れるようになっています。

矢印の部分を押しながらスライドさせるとツメが外れます。

(三菱重工のビーバーエアコンはグレードによりネジがあります)

あとは矢印の部分が引っかかっているので、引っかかりを外せば、このL型のパーツが外れます。

屋内側の準備は完了したので、屋外側に移ります。

PF管の長さを決めて切断しますが、今回はエアコンの配管カバー内に入れるのでトップカバーの下端(赤線)の位置でPF管をカットします。

こんな感じでカットし、PF管は方サドルで固定しますが、

ここも下穴を空けておきます。配線が終わったら防水・ビス止めします。

まずエアコンの配管カバーのトップカバーを外します。今回のエアコンは換気機能付きなのでヘッドのみ外しました。

なんと手抜き工事で、穴のパテ処理がしてありません・・・。

普通はパテが詰めてあるので、ある程度取りましょう。

配管カバーの端末部は、家電量販店経由での工事だと、このようにズレ防止でコーキング材で固めてある事が多いです。

そのコーキング材も剥がしてしまいましょう。

ちゃんとした工事だと、エンドパーツやジョイントパーツを使用しています。その場合は、ネジ2本外すと外せますよ!

配線を通す準備が整ったので、電源コードを配管穴に通しますが、そのまま通すのは至難の業なので、配線ガイドを使います。

写真では、グリーンスリムラインを使用しましたが、本来は長い電線管の中を通線する工具です。

今回は壁の厚さ分くらいなので、いらないハンガーを伸ばしたり、100円ショップで売ってる硬めのスチール線でも大丈夫でしょう。

はい、室内に出てきましたね。

この先端に、ACアダプタのジャックをテープで巻きます

あとは、なるべく引っかからないように注意しながら、屋外側から引っ張ると、

あら簡単。屋内⇔屋外の通線が完了です!

トップカバーの内側に配線を通して、

トップカバーの下で配線を出すので、配管カバーの壁側の方を少しカットします。

普通のハサミじゃ厳しいので、ストロング万能ハサミを使用しました。

こんな感じで。見えなくなるので大体で大丈夫。

念のため、配線にゲルコートチューブに入れて保護しちゃいます。

これで、配管カバーをカットした部分での傷防止&PF管までのわずかな露出部分もカバーできます。

そして、電線をPF管の中に入れ込んでいき、

ボックスまで通線完了♪

電源コードは3mで長めとなっていますが、もし電源コードの長さが足りない場合は、電源延長ケーブル 5m φ5.5×φ2.1mm防犯カメラ用SC-P5を使えば5m延長できますよ!

これで下準備?は完了♪あとは反対を固定するだけですよ!

防犯カメラ本体取り付け&角度調整

ボックスの蓋に固定した本体を取り付けましょう!

電源を接続して、

余っている線は、このようにくるくる巻いて入れます。

あとはネジ2本を締めるだけで取り付け完了!

次は角度調整と行きたい所ですが、その前に先ほどPF管固定用に下穴をあけた場所にコーキング材を入れ防水し、サドルで固定します。

そして、配管穴に詰めてあったパテ!(今回は手抜き工事でありませんでしたが・・・)

これを元通りに戻しますが、劣化して硬化してたりするので、できれば新しいエアコン用パテを使用した方が気分的にも良いでしょう!

パテを少し利用して、配管カバー~PF管のゲルコートチューブもパテで盛っておきました。これで、見た目的にも保護的にも完璧です!

最終仕上げ!角度調整

防犯カメラの固定・配線が終わったので最終仕上げ。角度調整します。

Wi-Fiの電波がしっかり掴めるようにアンテナを取り付けましょう!ネジを回すだけですが。

角度調整はスマートフォンのアプリで映像確認しながら行います。

前回の記事でアプリの設定は終わっているので準備はいいですね!?

まずカメラの角度調整をするネジはこの2本です。ボックスの蓋に取り付ける時に緩めた2本のネジですね。

同じく緩めるだけにして下さいね。落とすと面倒なので!

①のネジを緩めると回転させることが出来るので、まずは左右方向を調整。そして上下方向も同時に調整。ある程度決めたら一度ネジを締めます。

次に②のネジを緩め、水平方向を調整します。

左右調整が回転式なので、1段階でも動かすと水平方向もズレるので、一度ではうまく調整できないので、納得いく映像が映るまで調整しましょう。

取り付け完了!

今回の記事で実際に取付した防犯カメラはこちらになります。

SV3C 200万画素防犯カメラ

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記事が長くなったので、映り方やレビューは次の記事で紹介したいと思います。

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